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オフィスを安く間仕切りする方法、かかる費用は?

2022-05-20
オフィス レイアウト

オフィスレイアウトを検討する際に欠かせないのがパーテーションの設置ですよね。


部屋の間仕切りに用いる方法として、よく検討されるのが、造作壁とパーテーションです。


しかし、どちらにすればいいのか決められないという方も多いのではないでしょうか?


費用も異なるので、なるべく安く間仕切りをしたいという方は特徴や違いを知った上で取り入れることが大切です。


今回は、オフィスの間仕切りの種類や特徴、費用を分かりやすく解説します。


オフィスの間仕切りでお悩みの方は、是非参考にしてみてください。



オフィスを間仕切りするメリット

オフィスで仕事をしていくうちに、会議に使う個室が必要になったり、視線を気にしなくていい仕事に集中できる環境が必要になったりと、様々な理由から壁や部屋の増設が必要になることがあると思います。


オフィスを間仕切りすることで、壁や部屋を増設することができます。


壁や部屋の増設方法はいくつかありますが、今回はオフィスでのそのような場合の選択肢として人気の「造作壁」と「パーテーション」の2つを比較しながら説明します。


間仕切りのタイプ

主にオフィスに導入する間仕切りの種類には、「造作壁」と「パーテーション」があります。


パーテーションと聞いて多くの方が思い浮かべるのは、置くだけで完成するローパーテーションなのではないかと思います。


ローパーテーションのような上部に空間が開くタイプの間仕切りは、現状の空調を利用することができますし、設置工事も簡易的なもので済むので比較的安い費用で設置することができます。


安い費用で導入できる反面、現状の空調をそのまま利用できるかどうかはエアコンの位置や間仕切りの設置場所にもよります。


遮音性は全くないので、重要な会議や周囲に聞かれたくない内容を話すような業務に利用するには向きません。


パーテーションには「施工型パーテーション」と呼ばれる、床・壁・天井に取り付ける工事を伴うものもあります。


聞き馴染みのない方も多いかと思いますが、施工型パーテーションはオフィスの壁や部屋を増設する際に非常に優秀なアイテムです。


天井まで設置するため、遮音性及びセキュリティ性がありますので、会議室としての利用も可能です。


一方で、工事を伴う造作壁や施工型パーテーションを設置するとなると、それなりに費用がかかります。


間仕切り内に、エアコンなどの空調類や照明などの設備がない場合は新設する必要があります。


間仕切り工事をなるべく安くおさえたいという場合は、間仕切りをする目的や用途に合った方法で選んだ上で費用面も検討しましょう。


造作壁の特徴とメリット・デメリット

遮音性が非常に高いのが特徴で、周囲に音が伝わらない空間を作りたい時に適しています。


形やデザインをかなり自由に設計することができ、「タイル施工」「グラフィック施工」「塗装施工」「クロス(壁紙)施工」など仕上げの種類も豊富なため、希望するデザインを柔軟に実現することができます。


しかし、一度設置したら移動することができないので、移転やレイアウト変更時には取り壊さなければいけません。


造作壁を取り壊す際には撤去費用がかかります。


このように、造作壁は後から変更が困難なため、目的や用途をしっかり考え、予め計画を立てて施工する必要があります。


施工型パーテーションの特徴とメリット・デメリット

造作壁を施工するには複数の工程が必要でしたが、パーテーションは一工程のため、あまり時間がかからず、コストも抑えることができます。


さらに、施工型パーテーションの最大の特徴は、解体・再施工が可能なことです。


オフィスの移転やレイアウト変更時には、一部を解体して必要な部分を増設したり、パーテーションを解体して、引越し先でそのまま使うことも可能です。


また、以前は一般的な壁に馴染むようホワイトやアイボリーといった無難な色が主流でしたが、現在ではデザイン性も重視され、多くのカラー展開で販売されています。


最近では、ガラスを使用したパーテーションに人気が集まっていますが、ダイノックシートやメラミン化粧合板などを使用したパネルなども製作可能のため、組み合わせることで希望のデザインを実現できます。


造作壁と比べると、遮音性が劣ることやデザインにおいて曲線を作ることができないなどのデメリットがありますが、なるべくコストを抑えたい場合は向いていると言えます。


施工型パーテーションにかかる費用

パーテーションにかかる費用は素材によって大きく異なります。


スチール製フレーム


フレーム(骨組み)がスチール製のパーテーションは、石膏ボードが内蔵されているので、遮音性・不燃性にも優れていますが、その分重量があり、運搬・設置が容易でないため工事費用が高くなります。


アルミ製フレーム


軽量で扱いやすいアルミ製フレームのパーテーションは、スチール製よりも安く、時間がかからずに施工することができます。


ただし、遮音性や断熱性はほとんどないことや、パネル間のアルミフレームが丸見えになってしまうので、デザイン性に劣るという欠点があります。


ガラス製パネル


開放感のあるおしゃれなオフィスづくりに人気なのが、ガラス製パネルを使用したパーテーションです。


しかし、ガラス一枚一枚が受注生産品な上に、ガラスパネルの施工には特別な技術が必要になるため工事費は高額です。

オフィスの間仕切り工事をできるかは天井のタイプ次第

建物の天井によっては、間仕切り工事がしやすい場合と困難な場合があります。


事前にご自身のオフィスが入っている建物はどのタイプなのか確認しておきましょう。


ライン型システム天井


天井の素材と照明、火災感知機、スピーカーなどといった設備がすべて一体化しており、設備の移転が容易に出来ます。


間仕切りをするにあたっても、工事がしやすい作りです。


グリッドシステム天井


格子状にパネルがはめ込まれており、部分的に交換が出来るため、安い費用で間仕切り工事がしやすい作りになっています。


従来工法天井


鉄骨鉄筋天井下地工法と呼ばれるもので、オフィスの天井としては最も普及率が高いタイプです。


間仕切り工事を前提とした作りになっていないので、工事がしにくく、もし間仕切り工事が可能であっても、工事費は高めになり、工事期間も長くなる傾向にあります。


賃貸オフィスでもパーテーション工事はできる?

オフィスが入っている建物のオーナーの許可が下りれば可能です。


ただし、賃貸のオフィスは退去する際に原状回復が基本となります。


事前に前項で説明した天井タイプを含め、よく確認しておくことが大切です。


用途別パーテーションの選び方

用途に応じた間仕切りの種類を紹介します。


集中力をアップさせたい


ローパーテーションで一人一人のデスクを仕切るのがおすすめです。


周囲からの視線を遮り、集中力を高めてくれます。


来客者から見えないように備品棚を隠したい


煩雑になりがちな備品置き場やコピーコーナーは、ローパーテーションで隠すのがおすすめです。


セキュリティを高めたい


個人情報や機密情報を扱う部屋には、造作壁や施工型パーテーションといった密室にできる間仕切りが最適です。


鍵付きのドアパネルを施工すれば、入退室管理も可能です。


会議室を設けたい


重要な会議を行う部屋には、周囲に音が漏れない造作壁や施工型パーテーションが適しています。


遮音性に優れた素材を選びましょう。


簡易的なミーティングスペースを設けたい


会議室を使う程でもない軽い打ち合わせや、来客対応時に使うスペースの間仕切りにはローパーテーションを使うのが一般的です。


まとめ


パーテーションには構造や素材別に様々な種類があります。


種類によって費用も大きく異なるので、ご利用シーンや自社のニーズに合わせて最適なパーテーションを選びましょう。


間仕切り工事を検討されている場合は、弊社までお気軽にお問い合わせください。


石元商事株式会社
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大阪府大阪市都島区中野町1-7-20
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