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目的に合わせたパーテーションの高さの選び方

2022-07-19

オフィスを仕切りたい時、遮音をしたい時、お客様用の応接スペースを作りたい時、周りの視線を気にせずに仕事に集中したい時などに活用したいのがパーテーションです。


パーテーションにはさまざまな高さ、色、素材の種類がありますが、目的に合わせて選ぶことで特徴を生かすことができます。


今回は、パーテーションの高さに焦点を当てて種類や目的に合った選び方についてご紹介します。



パーテーションの高さ別の種類

パーテーションの種類には大きく分けて2つあります。


天井まで届く高さの「ハイパーテーション」と、天井に届かない高さの「ローパーテーション」です。


それぞれの特徴を紹介します。


ハイパーテーション


ハイパーテーションの設置には業者による工事が必要になるため、工事費用がかかります。


しかしその分、デザイン性や機能性の高い空間を作ることができます。


パーテーションと天井の間の開口部分のことを「欄間(らんま)」と呼びます。


ハイパーテーションは、この欄間が開いているタイプ(欄間オープン型)と開いていないタイプ(欄間クローズ型)の2種類に分類されます。


欄間オープン型の場合、空気の通り道があるため基本的に空調を増設する必要はありません。


一方、欄間クローズ型は天井まで区切られているため、遮音性や機密性に優れており、社長室や会議室などの間仕切りに向いています。


ただし、密室空間となるので、空調や照明、消防設備の増設が必要となる場合もあります。


ローパーテーション


ローパーテーションは、ハイパーテーションに比べて設置が簡単で低価格な商品が多くあります。


カラー・素材・サイズのバリエーションが豊富な点も人気の理由です。


ローパーテーションにはさまざまなサイズや高さのラインナップがありますので、用途に合わせて最適なパーテーションを選ぶことができます。


・高さ1000mmのパーテーション


高さ1000mmのパーテーションの場合、一般的なデスクの高さが720mmなのでデスクから300mm程度の高さになります。


この高さでは、座った状態で頭が出る程度の高さなので、座った状態でも周囲を見渡すことができます。


顔を上げればコミュニケーションが取りやすく、下を向いて作業をするときは手元が隠れるので集中しやすい高さです。


・高さ1200mmのパーテーション


高さ1200mmのパーテーションの場合、デスクから480mm程度の高さです。


座った状態で目線くらいの高さになります。


座ったまま少し顔を上げると周辺を見渡せすことができ、コミュニケーションを取ることもできますし、プライバシーも保たれる高さです。


・高さ1500mmのパーテーション


高さ1500mmのパーテーションの場合、デスクから800mm程度の高さです。


座っている状態だと完全に隠れますが、立った状態では身長160cmの人で目線くらい、170cmの人で頭が出るくらいになります。


立った状態では周囲を見渡すことができるため、空間を仕切りつつも開放感があります。


簡易的なミーティングスペースを設けるなら、座っている状態で完全に視界が遮られ、周囲の話し声も適度に遮ってくれる1600mm前後の高さのものを選ぶとよいでしょう。


・高さ1800mm以上のパーテーション


高さ1800mm以上のパーテーションであれば、立った状態でも視線が遮られる高さがあるので、さらにドアパネルを用いれば、しっかりとしたミーティングスペースを作ることができます。


目的に合わせたパーテーションの選び方

パーテーションの高さにより、プライバシーとコミュニケーションの調節が可能になります。


パネルが高いほどプライバシーの度合いが強くなりますが、コミュニケーションを取りやすい空間にするには適度な高さを考慮する必要があります。


ここでは、利用シーンや目的に合ったパーテーションをご紹介します。


集中力を上げたい


仕事中、向かいのデスクの人の視線が気になったり、近くを通る人が気になって集中できないことってありますよね。


仕事に集中できない環境では、オフィスで働く社員の生産性が下がってしまう可能性があります。


そんな時は、パーテーションを活用してデスク周りの視線を遮断しましょう。


ただし必要以上に高いパーテーションを使用してしまうとオフィスの空間が狭くなってしまったり、暗くなり風通しも悪くなってしまいます。


デスク周りには、座った時に視線を遮れるくらいの高さのパーテーションを使用するとよいでしょう。


座った高さでパーテーションを使用したい場合、1200mm程度の高さが最適だと言われています。


高さ1200mm前後のローパーテーションでデスクを仕切ることで、周囲からの視線を遮り集中力を高めてくれるでしょう。


備品棚を隠したい


煩雑になってしまいがちな備品棚やコピーコーナーは、来客者の目に触れないようにしたいですよね。


そんな時は、ローパーテーションで隠してしまうという手もあります。


セキュリティを高めたい


個人情報や機密情報を扱う部屋には、遮音性や密室性が求められます。


天井までパネルで仕切られた欄間クローズ型のハイパーテーションが最適です。


さらに、鍵付きのドアパネルを施工すれば、入退室の管理が可能です。


飛沫防止


パーテーションで飛沫を防止するためには、顔の位置よりも高さのあるものを選ぶことが推奨されています。


顔が隠れる高さのパーテーションの使用で飛沫の広がりを抑えられ、高い効果が得られるといわれています。


飛沫は咳やくしゃみだけでなく、会話でも飛散するともいわれ、会話する機会の多いオフィスではパーテーションでの飛沫防止が効果的でしょう。


一般的に販売されている飛沫防止パーテーションは60cm以上のものが多く、飛沫防止の観点から60cm以上の高さが推奨されています。


応接スペース


オフィスにお客様用の応接スペースを作るときは、周りの視線を遮るパーテーションがあると便利です。


お客様のプライバシーを守るためには、身長の高い人の視線も遮れる高さ1800mm前後のパーテーションを選ぶとよいでしょう。


会議室


会議室には遮音性が優れた素材で作られた欄間クローズ型のハイパーテーションが最適です。


音漏れを気にせず会議に集中することができます。


そこまで高い遮音性を求めないのであれば、欄間オープン型や低価格の素材を使ったパーテーションでも十分機能を果たすでしょう。



まとめ

パーテーションにはさまざまな種類があります。


オフィスで使用される用途や目的に合わせて最適なパーテーションを選びましょう。


パーテーション・間仕切り工事を検討されている場合は、弊社までお気軽にお問い合わせください。


石元商事株式会社
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